我が家も、いわゆる共働き家庭。保育園に子供を迎えに行った後、嫁は夕食の準備、私は残った仕事…と、夫婦ともにバタバタ。どうしても、子供の相手ができない「空白の1時間」が生まれてしまいます。
これまでは、その時間を埋めるために娘にYouTubeを見せていました。
ぶっちゃけ、一番楽なので。でも、やっぱり動画漬けは良くないな…という罪悪感が常にありました。
2歳の子供のYouTube依存をやめさせたい!我が家の工夫と考え方
その罪悪感を解消するために試したのが、「祖父母とのビデオ通話」でした。これが驚くほどうまくいき、今では我が家の平日夕方の習慣になっています。
目次
祖父母とのビデオ通話がもたらした「Win-Win-Win」
具体的にやっていることはシンプルです。
保育園から帰宅後、私の両親(娘にとっての祖父母)とLINEのビデオ通話をつなぎ、1時間ほど相手をしてもらうだけ。この習慣が、多くのメリットを生み出しました。
【親のWin】罪悪感なく、自分の作業に集中できる
まず、我々親にとってのメリット。
これまでは「動画見せちゃってるな…」という罪悪感を抱えながら仕事や家事をしていましたが、それがなくなりました。
相手は「人」なので、双方向のコミュニケーションが生まれます。動画を一方的に見せ続けるより、発達にも良いだろうという安心感があります。
【娘のWin】遊び相手ができて、そこそこ楽しそう
娘にとっても、放置されるよりは誰かにかまってもらえる方が良いようです。もちろん、「おじいちゃんおばあちゃんよりパパと遊びたい!」と、こっちに来てしまうこともありますが、それでもある程度は楽しんでくれている様子。

【祖父母のWin】孫との触れ合いが、日々の活力に
これが一番の発見でした。
祖父母にとって、孫との触れ合いはめちゃくちゃ楽しい様子。もともと夕食の時間が早かった両親ですが、わざわざ自分たちの夕食時間を後ろにずらして、孫との時間を優先してくれるほどです。
私の母は少し鬱っぽいところがあったのですが、この習慣が始まってから、電話口の声がとても明るくなりました。最近では、娘のために自作の絵本を作って読み聞かせをしてくれるなど、明らかに「活力の源」になっているのが分かります。
なぜ、祖父母との関わりを増やしたかったか
そもそも、なぜこの方法を試したかというと、私自身の中にちょっとした後悔があったからです。
私自身は、あまり祖父母と密に関わった記憶がありません。周りの友人から祖父母との思い出話を聞くと、何となく羨ましい気持ちがあったんですよね。
だから、自分の娘には、少しでも祖父母との関わりを増やしてあげたい。それが彼女の人生にどう影響するかは分かりませんが、少なくとも悪い影響はなさそうだな、と。
頻繁に会える距離には住んでいませんが、こうして毎日ビデオ通話で顔を合わせることが、今の自分にできる限りの「親孝行」なのかな、とも思っています。
まとめ:デジタル時代の新しい家族の形
- 夕方の忙しい時間帯の「つなぎ」として最適
- 親は罪悪感なく作業でき、子供は双方向のコミュニケーションが取れる
- 祖父母にとっては、孫との時間が生きがいや活力になることも
- 遠方に住んでいても、手軽な親孝行になる
「子育ては、周りをどれだけ巻き込めるか」なんて言いますが、祖父母はまさにその筆頭。
スマホやWi-Fiが当たり前になった今だからこそできる、「祖父母の有効活用」。
もし同じような悩みを抱えている方がいれば、一度試してみる価値は十分にあると思います。